五十嵐 復帰即登板で無失点 「状態は全然悪くない」

[ 2011年7月16日 11:41 ]

再昇格し、フィリーズ戦の8回途中に登板したメッツ・五十嵐

 米大リーグのメッツは15日、傘下のマイナー3Aバファローから五十嵐亮太投手を再昇格させた。抑えのロドリゲス投手のブルワーズへの移籍で、救援陣の枠が空いていた。

本拠地ニューヨークでチームに合流した五十嵐は「段階を踏んでいかされると思うが、チームの状態がいいので、流れにとけ込めるようにしたい」と話した。この日のフィリーズ戦で8回途中に3番手で登板し、1/3回を1安打無失点だった。

 五十嵐はメジャー再昇格初日、3点を追う8回2死満塁で登場。走者一掃の3点適時二塁打を浴びた。
 
 約2カ月ぶりのマウンドとなった右腕は「冷静に投げられなかった」という。ボールが2球続き、ストライクを取りにいった速球を狙われた。次打者は抑え、自身に失点、自責点は付かなかったが「(打たれたボールは)バッターにとって一番狙いやすいポイントだった」と反省。「状態は全然悪くない。次は落ち着いて投げられると思う」と気持ちを切り替えていた。

 メジャー2年目はマイナースタートだった五十嵐は、4月11日に昇格し、15試合に救援登板して2勝1敗、防御率4・63。負け投手となった5月16日にマイナー行きを命じられた。3Aでは21試合に登板して0勝1敗、防御率0・87の好成績を残していた。

 ▼五十嵐の話 (メジャーでは)久しぶりのマウンドだったので、冷静に投げられなかった。ボールが先行してしまった。状態は全然悪くない。次は落ち着いて投げられると思う。(共同)

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2011年7月16日のニュース