3度目出場で初 フィルダー 豪快スイングで逆転弾「本当は…」

[ 2011年7月13日 12:47 ]

4回、中堅左に3ランを放つナ・リーグのフィルダー(ブルワーズ)

大リーグオールスターゲーム ナ・リーグ5―1ア・リーグ

(7月12日 フェニックス)
 体重120キロを超す巨漢、フィルダーの力強い一振りが、ナ・リーグに逆転勝利をもたらした。

 1点をリードされた四回、無死一、二塁からア・リーグ4番手の左腕ウィルソンの速球を強振。高々と上がった打球は、チェース・フィールドで最深部といえる中堅左のフェンスを越える3ラン。3度目の球宴出場で自身初の本塁打となった。

 阪神に在籍したセシル氏を父に持ち、日本へのなじみも深い。アッパー気味にバットを振り切る豪快なスイングを武器に、2007年には50本塁打でナ・リーグの本塁打王に輝いた。「もちろん遠くに飛ばしたい。でも、本当は軽く振りたいと思っているんだ。そうは見えない、と言われるけどね」。ちゃめっけたっぷりに話していた27歳が、ファンの記憶に残る一発を放った。(共同)

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2011年7月13日のニュース