早くも広島がマーク!これで1年生 京都翔英・榎本 仰天2発

[ 2011年7月13日 07:38 ]

<京都翔英・花園>1回2死二、三塁、榎本が3ランを放つ

京都大会2回戦 京都翔英6―5花園

(7月12日 わかさスタジアム京都)
 盛夏の古都に怪物が出現した。京都翔英の1年生・榎本が花園戦に「5番・一塁」で先発出場し、2本塁打。4カ月前に中学を卒業したばかりとは思えない桁外れのパワーを見せつけた。

 「(相手の2、3年生に)負けられないと思っていました。(公式戦初本塁打となった)1本目が特にうれしかった」

 まずは0-2で迎えた初回2死二、三塁。外角に逃げるスライダーを完璧に引っ張り、左越えに逆転3ラン。1点リードの8回には真ん中高めの直球をややこすりながらも、再び左翼席にソロを運んだ。15歳のあどけない笑顔とは対照的に、練習試合を含め早くも高校通算9本塁打。太田弘昭監督は「僕にはあいつを育てる責任があります」と力が入る。

 視察に訪れた広島・鞘師智也スカウトも「あれだけバットを振れる1年生はいない。将来が楽しみ」と称賛。球場にどよめきを残した榎本は「翔英で甲子園に行きたい」と言い切った。

 ◆榎本 和輝(えのもと・かずき)1995年(平7)7月18日、大阪市大正区生まれの15歳。小学2年から軟式を始め、4年から大正リトルで硬式に転向。大正東中では大正シニアにも所属し、軟式、硬式ともにプレーする。内野手兼投手で、直球の最速は138キロ。12日の花園戦では8回からマウンドに上がり、1回1/3を2失点。好きなプロ野球選手は日本ハム・ダルビッシュ。右投げ右打ち。1メートル80、78キロ。

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2011年7月13日のニュース