イチロー問い返した「そうじゃないときってあるの?」

[ 2011年7月11日 11:26 ]

エンゼルス戦の8回、二ゴロに倒れるマリナーズのイチロー

 マリナーズのイチローは10日、アナハイムでのエンゼルス戦に「1番・右翼」で出場し、4打数無安打だった。内容は遊ゴロ、一ゴロ、空振り三振、二ゴロで打率は2割7分。チームは2―4で敗れた。

 イチローは101安打、打率2割7分で前半戦を終えた。打率3割を切って球宴を迎えるのは、大リーグ11年目で初めてのこととなる。91試合が終わった時点での安打ペースも過去最低だ。「ご覧の通りです」というごく短い言葉に不完全燃焼が続くシーズンへの思いが表れていた。

 打撃の試行錯誤について問われると「そうじゃないときってあるの?」と返した。好結果が続くシーズンでもさまざまな技術を試すが、これまでとの決定的な違いはなかなか浮上のきっかけをつかめないことだ。打撃内容に波があり、持ち味の安定感とはほど遠い。(共同)

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2011年7月11日のニュース