なぜ復活?横浜 三浦 調整法変え「切れ」を追い求める

[ 2011年7月11日 07:36 ]

<中・横>三浦は6回1失点の好投で今季初勝利を挙げファンの声援に応える

セ・リーグ 横浜3-1中日

(7月10日 ナゴヤD)
 横浜の三浦大輔投手(37)が10日、中日戦に先発し、6回を5安打1失点、9奪三振と好投。今季初勝利を挙げた。

 プロ20年目。5月4日の広島戦(マツダ)で15年ぶりとなる1回KOの屈辱を味わい、翌5日に登録抹消された。

 復活への鍵は直球への原点回帰だった。「とにかくガムシャラにもう一度球の切れ、体の切れを取り戻そうと」。長距離走中心だった調整をショートダッシュに切り替え、下半身をいじめ抜いた。2軍では1イニング限定で全球直球と決め、かつての直球をとことん追い求めた。

 一時は140キロを下回った直球だが、この日は最速144キロで常時140キロ台を計測。9奪三振は全て空振りだ。「彼の場合は球威よりも切れ。打者の手元でいい伸びをしていた。切れていたね」と尾花監督。捕手の新沼も「直球が一番いい球だった。かわさず力勝負できたし、変化球も生きた」とうなずいた。

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2011年7月11日のニュース