高校通算70発男・高橋 走攻守で7球団スカウト魅了

[ 2011年7月11日 06:00 ]

<東海大甲府・富士学苑>7回、東海大甲府の高橋は右前打を放つ

山梨大会2回戦 東海大甲府3―1富士学苑

(7月10日 小瀬)
 巧みなバットコントロールで魅せた。高校No・1スラッガー、東海大甲府の高橋の今夏初安打は3回1死。4球続いた外角低め、ボール気味のカーブを捉えた。強烈なゴロは三塁ベースを直撃する左翼線安打。すかさず二盗を決めると3点目のホームを踏んで快勝発進に導いた。

 「バットが届く範囲で打ってもいい状況なら、ボール気味でも積極的にいきます。ホームランじゃなくても、チームのためになればいい」

 初回1死一塁では全て明らかなボール球でストレートの四球。高校通算70発男に、相手チームもまともに勝負は仕掛けてこない。敬遠気味の四球が増えるのは松井(アスレチックス)の星稜時代と同じだ。

 だが、左打席から悪球でも安打にするさまはまるでイチロー(マリナーズ)ばりの柔らかさ。ネット裏に集まった7球団14人のスカウト陣はあらためて絶賛の嵐。

 震度3の地震で1分間中断した直後の5回の第3打席は二ゴロも、7回は高めのカーブをライナーで右前に運んだ。3打数2安打1四球1盗塁。遊撃の守備でも軽快なフットワークと堅実な送球を披露。高校通算71号はお預けも、走攻守で圧倒的な存在感を示した。

 7年ぶりの甲子園へ好発進しても満足はしていない。「もっと練習しないと。負けたら終わり。最後の夏だし、勝たないと意味がない」。そう話す高橋が今夏の主役となる。

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