ニューヨーク・タイムズが被災地の高校野球を紹介

[ 2011年7月10日 21:54 ]

 10日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、東日本大震災の津波で校舎が壊滅した岩手県立高田高校(陸前高田市)の野球部員が、夏の甲子園を目指し、他校のグラウンドで練習に励む様子を紹介する記事をスポーツ面に掲載した。

 「試合に癒やす力」と題する記事は、東北では津波の直接的な被害を受けた場所とそうでない場所の状況は大きく違うが、どちらの地域の学校でも野球は選手や監督らには津波に襲われる前の日常を取り戻す一つの手段になってきたと指摘。特に甲子園へ向けた岩手県大会が14日に開幕するのを前に選手の集中度が高まっていると報じた。

 同紙によると、佐々木明志監督は「練習を見る限り(選手の様子は)震災前と変わらないが、自宅に戻ると落ち込む生徒がいると思うと心配だ」との趣旨でコメント。また大和田将人主将は同紙の取材に、支えてくれた人々に喜んでもらい陸前高田市の復興を進めるためにも甲子園を目指すと語った。

 同主将によると、被災してからチームワークが深まったという。高田高校は県立大船渡東高校(大船渡市)の空き校舎で授業を進めている。

 記事はまた、県立大船渡高校(同市)の野球部員が5月末、1995年に阪神大震災に見舞われた神戸市を訪れ、神港学園神港高校の野球部員と交流したと伝えた。(共同)

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