春夏連続へ第1歩…京都成章“冷や汗”初戦突破

[ 2011年7月10日 06:00 ]

京都大会1回戦 京都成章3―2立命館

(7月9日 わかさスタジアム京都)
 京都成章が苦しみながらも、春夏連続出場へ第一歩を踏み出した。同点の8回2死一、二塁で背番号4の代打・竹内は甘いスライダーを見逃さずに中前打。満塁として続く代打・小西の決勝右前打を呼び込んだ。

 「あの場面は自分しかないと思った。久しぶりの打席で緊張したけど、貢献できて良かった」

 竹内の声が自然と上ずった。今センバツは1回戦で静清(静岡)に敗退。9番・二塁で先発出場した竹内も4打数無安打に終わった。悲劇が襲ったのは5月3日だった。春季県大会2次予選後、竹内は打撃の感覚をつかもうとバッティングセンターを訪れた。だが、慣れない軟式球での特訓中に、ボールが左目を直撃。「網膜剥離」と診断され3日間は何も見えなかった。「夏どころか、もう野球ができなくなるんじゃないかと絶望的になった」。手術を受け、失明の危機こそ乗り越えたが1・5あった視力はまだ0・5までしか戻っていない。

 「最初から試合に出たい気持ちもあるけど、どんな形でもチームのためにできればいい」。竹内が見据えているのはしゃく熱の甲子園しかない。

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