また大分、また開会式当日の悲劇…バス追突で監督死亡

[ 2011年7月10日 06:00 ]

 大分県立森高校(同県玖珠町)の野球部員らが乗ったマイクロバスが9日、同県別府市の大分自動車道上り線で大型トラックに追突した。この事故で、25人が病院に搬送され、野球部監督の男性が死亡した。大分市で開かれた全国高校野球選手権大分大会開会式からの帰り道での悲劇だった。

 大分県警高速隊などによると、事故が起こったのは9日午後1時55分ごろ。2、3年生の野球部員と引率教諭ら26人が乗ったマイクロバスは、別府市南畑の大分自動車道日出(ひじ)ジャンクション(JCT)と由布岳パーキングエリア(PA)の間の上り線を走行中、熊本県天草市の男性(50)が運転する活魚運搬用の大型トラックに追突した。現場は2車線ある直線道路で、緩やかな上り坂。左側の走行車線を走っていたバスの左側前部と大型トラックの右側後部が衝突したとみられる。

 この事故でバスの前部が大破し、助手席に座っていた野球部監督兼部長の教諭重光孝政さん(44)=玖珠町=が頭を強く打って死亡、副部長の教諭高橋智彦さん(34)が重傷、重光さんの長女の女子マネジャーら部員22人が首の捻挫などの軽傷を負い、7人が入院した。

 県警は、バスを運転していた部員の保護者で自衛官の江藤久人容疑者(49)=同県九重町=を自動車運転過失傷害容疑で現行犯逮捕。自動車運転過失致死傷容疑に切り替え、事故の状況などを詳しく調べている。

 野球部員らは、同日午前10時半から、大分市青葉町の新大分球場で48校が参加して開かれた全国高校野球選手権大分大会の開会式に参加。バスで会場から学校に戻る途中だった。

 大分県高校野球連盟によると、森高校は12日午前8時半から、中津北高校との1回戦が予定されている。昨秋の県大会では初戦敗退したものの、今春の県大会では3回戦に進出している。

 事故現場となった大分自動車道日出JCT付近では、09年7月にも、大分大会の開会式に向かっていた私立柳ケ浦高(宇佐市)の野球部員が乗った大型バスが横転し、生徒1人が死亡、37人が重軽傷を負う事故が起きている。

 柳ケ浦高の事故を受け、森高校は09年10月、野球部のマイクロバスを、全席にシートベルトが付いたものに取り換えていた。

 ▼楽天吉田豊彦育成コーチ・投手担当(亡くなった重光孝政氏と国東=くにさき=で同級生)突然のことで事故を知った時はまさかと思いました。人を教える同じ立場で一番の理解者でした。年末はいつも集まって野球談議をしていたので、できなくなって寂しい。それより、ご家族のことを考えると心が痛みます。ご冥福をお祈りいたします。

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