親友の死…悲しみ背負い 雄星6回8K

[ 2011年7月10日 06:00 ]

イースタン<横・西>試合後、亡くなった親友の思い出に沈痛な表情の菊池

イースタンリーグ 西武2―4横浜

(7月9日 横須賀)
 悲しみを背負い、マウンドに立った。西武・菊池がイースタン・リーグ、横浜戦(横須賀)に先発。最速145キロの直球にスライダー、フォークを交えて毎回の8三振を奪った。6回7安打3失点の内容に「まだセットポジションになると甘い球がいく。走者を背負いながらいかに抑えるかが課題」と振り返った。

 花巻東野球部の同僚で、日体大野球部2年の佐藤涼平さん(享年20)が4日、横浜市内の路上で首をつり、5日に亡くなった。6月30日のオリックス戦(京セラドーム大阪)でプロ初勝利を挙げると、真っ先に祝福メールを送ってくれた親友の悲報。6日に遺体と対面し「2週間前に食事をしたときは元気そうだった。何もしてやれなくて後悔している」と無念の表情を浮かべた。

 悲しみを背負ってのマウンド。今後も1軍での登板が期待されており「涼平が天国から見ているという思いで投げたい」と誓った。

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2011年7月10日のニュース