雄星ショック 元甲子園球児 野球用ベルトで首つり自殺か 

[ 2011年7月7日 11:00 ]

09年3月の第81回選抜高校野球大会2回戦でナインに迎えられる花巻東・佐藤涼平さん(右)

 プロ野球西武の菊池雄星投手と花巻東高(岩手)野球部時代にチームメートで、甲子園の出場経験もある日体大野球部2年の佐藤涼平さん(20)が横浜市内で5日に死亡したことが7日、神奈川県警への取材で分かった。将来を悲観した内容のメモが見つかっており、県警は自殺とみている。

 県警によると、佐藤さんは5日午前11時ごろ、横浜市青葉区鴨志田町にある大学寮近くの電柱に野球用のベルトをかけ、首をつっているのを通行人の女性に発見された。

 女性は110番し青葉署員と消防が駆け付けたが、既に死亡していた。

 寮で同室の学生が、前日の4日午後10時ごろ話した際は、特に悩んでいる様子はなかった。

 佐藤さんは、外野手として小柄な体格を生かした俊敏なプレーで注目を集め、日体大に昨年春、推薦入学していた。

 日体大広報課は「プライバシーの問題があるので、一切公表できない」としている。

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