スライダーばりにコメントも切れた小野「うれしんご」

[ 2011年7月7日 06:00 ]

<ロ・日>「今日はうれしんごです」。8回0封の小野は笑顔満開

パ・リーグ ロッテ1-0日本ハム

(7月6日 QVC)
 ロッテ・小野は切れ味がよみがえった勝負球を駆使して8回を4安打無失点で、今季2勝目を挙げた。ここ数年、カットボールに頼った投球が続いていたが、「よりいいものを求めたい」と昨オフ、腕の位置をサイド気味に下げたところ、スライダーの投げ方を思い出したという。

 1点リードの8回2死二塁では陽岱鋼をフルカウントから130キロのスライダーで空振り三振。この試合91球中、35球も投じたスライダーは「サンデー晋吾」と呼ばれた全盛期をほうふつさせ、小野自身も「戻ってきた感じがする。投球の(左右の)幅ができた」と振り返った。

 前回6月29日の日本ハム戦(札幌ドーム)で新人・斎藤に投げ勝ち「僕の方が“持っていた”」と言った36歳は、今季初の本拠地でのお立ち台では「きょうは本当に“うれしんご”ですね」。スライダー同様、コメントの切れ味も鋭かった。

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2011年7月7日のニュース