仙台での球宴第3戦先発!マー君 ガチンコで行く

[ 2011年7月5日 06:00 ]

記者会見で意気込みを語る田中

 マツダオールスター運営委員会は4日、オールスター戦に出場する監督推薦選手を発表。セ・リーグ17人、パ・リーグ15人で、これでファン投票で決まる最後の1人を除くセ、パ31人ずつの出場メンバーが決まった。4度目の出場となった楽天・田中将大投手(22)は、地元・仙台のKスタ宮城で行われる第3戦の先発が決定。お祭りムード封印の「ガチ勝負」でセ・リーグの強打者を抑え込み、被災地に勇気と元気を与えるつもりだ。

【出場選手】

 真夏の夢舞台。仙台のファンが望むのは、直球オンリーの投球ではない。田中は「ガチンコ勝負」でスコアボードに「0」を並べると宣言した。

 「真っすぐを待っている打者に真っすぐだけを投げるのは苦しい。僕は真っすぐだけでは打たれるので、変化球を投げます。真っすぐ勝負は他の投手にお任せします」

 球宴とはいえ失点は絶対にしない。現在、防御率1・08と両リーグトップのプライドもある。それも舞台はKスタ宮城。すでに全パを率いるソフトバンク・秋山監督から星野監督に先発の打診があり、了承している。本拠地でぶざまな姿をさらすわけにはいかないのだ。「初球はスプリットを投げようかな。打者が直球を待っていれば空振りするんじゃないですか」。田中の直球をもってしても、セを代表する打者にはそれだけでは通用しない。こだわるのは無失点。シーズン同様の投球で打者を圧倒し、スタンドを沸かせるつもりだ。

 結果にこだわる理由は他にもある。プロ1年目に出場した球宴で、田中はフルスタ宮城での第2戦に先発。しかし2回6失点KOされた。当時は18歳。事前に「直球勝負をします」と宣言しながらめった打ちに遭い「ボコボコに打たれて、みじめな気持ちになりました」と振り返る。その悔しさを晴らす舞台でもある。

 「特別なオールスターになると思っていた。選手の力で皆さんにパワーを分けられたらいい」。東日本大震災の復興支援としての仙台での開催。田中は誰より、自分がすべきことを理解している。「Kスタで開催できるのも、多くの方のおかげ。感謝したい。いつもは長いイニングで自分を表現しているけど、球宴の短いイニングに集約する。いつもの投球を見せることができればいい」。普段通りの投球。スコアボードに「0」を並べる投球。今や仙台を象徴するエースは、一球一球に感謝の思いを込めて投げ込む。

 ≪田中の07年球宴登板≫フルスタ宮城で行われた7月21日の第2戦に先発。高卒新人では99年の西武・松坂(現レッドソックス)以来、史上5人目の先発となったが、2回7安打6失点で敗戦投手に。初回は3者凡退も、2回に6連打を含む7安打を許した。中日・ウッズの左前打に始まり巨人・阿部には3ランを被弾。全36球中、29球が直球だった。

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