猛虎、目覚めた!初回7連打&3戦連続2桁安打

[ 2011年7月4日 06:00 ]

<神・横>1回1死、平野は中前打を放つ

セ・リーグ 阪神10―0横浜

(7月3日 甲子園)
 阪神は先発全員の14安打10得点。誰がヒーローでもおかしくない。それならば、お立ち台は「鉄板」ネタを持つ藤井彰だ。「バッティングは、顔ほど自信がないんですが、3本打てて良かったです」

 日曜日唯一のナイター。まだ明るいうちに大勢が決まった。初回1死、平野の中前打がヒットパレードの始まりだ。8番・藤井彰まで怒とうの7連続長短打で一挙6点を奪った。新井が2試合連続の先制打を打てば、打率・074だった浅井は今季3本目の安打が適時二塁打となり、「(打率の数字が)体重を超えました」と大喜びだ。

 横浜の先発は初対戦のゴンザレス。対策は完璧だった。「低めの変化球は捨てる。全体の8割を占める直球を中堅方向に打ち返す」。7連打はスライダーを打ったブラゼル以外全て直球を捉えた。平野は「相手の自信のある真っすぐを打ち返していこうと思った。打線に火を付けられてよかった」と満足げに話した。

 6回も1死一塁から、マートンの3ランで締めくくる4連打で4点を奪い、3試合連続の2桁安打。前日までヤクルトと並んでいたチーム打率は・255となり、ついにリーグ単独1位。猛虎打線は完全に覚醒した。

 今季初の同一カード3連勝を飾った真弓監督は「つないで(点を)取ると、次の試合に弾みがつく。これからだ。早く5割にしたいね」。今週は中日、ヤクルトと上位2強と対決。今のチーム状態なら互角以上に戦える。

 ▼阪神・能見(8回無失点で4勝目。故渡辺長助チーフスコアラーへ感謝の意)結果が出ない時から声を掛けてもらっていた。“おまえは大丈夫だ”と言ってくれていたから。

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