あと1人から逆転負けの巨人 借金7で「V率0%」

[ 2011年7月2日 06:00 ]

<巨・中>9回、堂上剛の打球を追う大村

セ・リーグ 巨人3-5中日

(7月1日 東京D)
 巨人がとうとう危険水域に達した。1日、中日相手に大村三郎外野手(35)が代打で移籍初打席初本塁打を放ちながら、痛恨の逆転負けを喫して借金は5年ぶりに7まで膨らんだ。

 創設77年の球団史上、借金7から巻き返して優勝に輝いた例はなく、データ上では今季の優勝が消滅した。

 右中間に打球が転がる。一瞬の静寂の後、東京ドームがため息に包まれた。あと1回。あと1死が奪えずに悲劇的な逆転負け。「見ての通り」と話す原監督の言葉に力はなかった。

 大村の移籍後初本塁打で8回に勝ち越した。これ以上ない劇的な勝利を目前とした9回、ロメロが四球と連打で1死満塁のピンチを残して降板。久保が2死までこぎつけたが堂上剛に走者一掃の三塁打を浴びた。最悪の結末に指揮官は「久保はあの状況で荷が重いというか…裕也は責められない」と感情の高ぶりを抑えて振り返った。

 渡辺恒雄球団会長、長嶋茂雄終身名誉監督が観戦した試合で悪夢のような逆転負け。リーグトップの9勝をマークしている内海でつかみかけていた白星を落としたショックは大きい。今季30敗目で借金は06年以来5年ぶりの7まで膨らみ、首位のヤクルトとは8ゲーム差。

 1934年の球団創設以来77年の歴史で、借金7から巻き返して優勝した例は1度もない。データの上では“V逸”を突きつけられた状況に追い詰められた。得点力不足の打線と勝ちパターンを確立できない救援陣。2つのアキレス腱を抱えるチーム状況では浮上のきっかけをつかむことも難しい。

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