どうなるドジャース…球団存続には売却不可避

[ 2011年6月29日 06:00 ]

 今回の申請手続きで、ドジャースのフランク・マッコート・オーナー(58)は1億5000万ドル(約121億5000万円)の当面の運転資金を手にし「球団運営などに混乱は生じない」と声明を発表。今後も経営に携わる意欲を示した。

 ただ、同氏が再建の指揮を執るかは裁判所の判断に委ねられる。同11条の規定には重大な経営ミスがあった場合、破産裁判所が債務者を排除できる。同オーナーは元妻との離婚係争中で、球団資金の私的流用も判明した。一方で、ド軍にこれまで投資してきた資金もある。総合的にどう判断されるかが注目される。

 バド・セリグ・コミッショナーは「マッコート氏が取った行動はドジャースの歴史を傷つけるもの」と非難した。大リーグ機構は4月にド軍を管轄下に置くとし、米テレビ局「FOXスポーツ」との総額30億ドル(約2430億円)の放映権契約も、同オーナーの私的流用の可能性を考えて認めなかった。両者の主導権争いに嫌気が差したファンの球場離れも深刻な問題となっている。

 ただ誰が主導権を握るにせよ巨額の借金を抱える以上、球団存続には売却は避けられない。買収にはOBのオーレル・ハーシュハイザー氏の投資家グループなどが名乗りを上げる。名門の失墜を防ぐためにも、ガラス張りの対応が求められる。

 ≪借金総額は510億円≫経済誌フォーブスによればド軍の資産価値は8億ドル(約648億円)としている。04年にマッコート現オーナーがド軍を買収した金額は4億3000万ドル(約348億円)だった。今回の借金総額は6億3000万ドル(約510億円)で、過去に在籍した選手への後払い分も含めて払うべき年俸、契約金などの総額が9250万ドル(約75億円)ある。ちなみにマッコート・オーナーと離婚したジェイミー前夫人は月々の生活費として14万ドル(約1134万円)を要求している。

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