福島の子供たちの笑い声…阿部「やって良かった」

[ 2011年6月28日 06:00 ]

子供たちに野球教室を開いた(左から)ラミレス、長野、高橋由、矢野

 室内練習場に何度も響く子供たちの笑い声に、巨人ナインの表情も自然と緩んだ。「凄く楽しそうにしているのを見て、やって良かったと思った」。阿部主将は笑顔で振り返った。

 28日から、東日本大震災後に福島県内で初めてプロ野球の公式戦が行われる。ヤクルト2連戦を戦う巨人ナインは福島入りすると阿部主将はじめラミレス、小笠原、高橋、鈴木ら主力15選手が郡山市開成山野球場に集合。あいにくの雨で会場は室内練習場となったが、地元の小中学生約300人を対象に交流会を開催した。約1時間半、ボールを投げて的を射るストラックアウトやティー打撃を通じての打撃指導、質疑応答のコーナーなど盛りだくさんの内容で交流を楽しんだ。あいさつに立った阿部は「僕らも何とか勝てるように頑張りたい」として試合ではプレーで子供たちに元気を与えることも堅く約束した。

 同県相馬市出身の鈴木は郡山市役所にも表敬訪問して、サインの寄せ書きやサイン入りバットやボールを寄贈。「子供たちの笑顔が見られたし、有意義な時間だった」と交流会を楽しんだ。自身は同球場で相馬2、3年とも夏の福島大会で敗れているが「嫌な思い出はない。(球場が)リニューアルされたということで、自分も新しい気持ちでやりたい」とこちらも全力プレーを誓った。

 巨人は今回の2連戦で計2000人の被災者を招待。試合前にはさまざまなイベントも企画している。自分たちにできること。巨人が福島に元気を注入する。

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