敬遠で決勝点!?…イチロー「いろいろあるね」

[ 2011年6月28日 06:00 ]

<マーリンズ・マリナーズ>延長の末に勝利し、笑顔でハイタッチするマリナーズのイチロー

インターリーグ マリナーズ2―1マーリンズ 

(6月26日 シアトル)
 奇想天外な勝利で、マリナーズが勝率5割に復帰、2位に再浮上した。延長10回1死三塁。マーリンズは敬遠を選択したが、3球目が捕手のミットを大きくそれてバックネットへ。まさかの大暴投。三塁走者アクリーが滑り込んで、これが決勝点となった。

 「(今までに見たことは)ないけど、まあいろいろあるね」。淡々と振り返ったイチローは初回に10打席ぶりの安打を右前に運ぶなど、5試合ぶりの2安打。ただ、同点の9回無死一塁では2度も送りバントを失敗した後に三邪飛に倒れた。

 この3連戦は、マーリンズが人気ロックバンド「U2」のコンサートで本拠地球場を使えないため、敵地セーフコ・フィールドで主催試合を開催。加えてMLS(メジャーリーグサッカー)の試合が午後1時から行われた影響で、同球場での日曜日のナイターでは史上初の午後7時開始となり、観衆は同球場開場以来、史上最少の1万925人。ビジター用ユニホームで3試合を戦ったイチローは「ユニホームの色は大事ということ。グレーを着ればビジターな感じにちょっとなるし、変な感じ」と、しっくり来ない様子だった。

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2011年6月28日のニュース