岡田監督惜しみない継投策も…勝率5割に逆戻り

[ 2011年6月27日 06:00 ]

パ・リーグ オリックス2-3ロッテ

(6月26日 QVC)
 9回に2点を奪う追い上げも及ばず、オリックスが勝率5割に逆戻りした。ともに今季初となる貯金2と同一カード3連勝を逃し、岡田監督は精彩を欠いた中継ぎ陣の投球を嘆いた。

 「勝っている時は(失点も)目立たへんけどな。ブルペン陣もみんな戦力なんやから。そこで、きっちり抑えんとな」

 継投策に執念を見せたが、誤算となった。0―1の8回、失点を阻止すべく1イニングで香月、古川、鴨志田、吉野の4投手を惜しみなく投入。しかし、古川以外の3人が安打を浴びる結果で2点を追加された。

 チームにとっては中継ぎ陣の“投壊”以上に北川の故障が痛い。7回の第3打席。左翼線安打で二塁を狙った際に一、二塁間で転倒した。「北川さんは(アキレス腱が切れる)音がしたと言っていた」と佐竹一塁ベースコーチ。歩行も難しく、両脇を抱えられてベンチに退いた。ここまで両足のアキレス腱痛を抱えながらも出場を続けていたムードメーカーの長期離脱は確実。正田打撃コーチは「試練や」と言った。最大借金10から5割ラインに戻す勢いを見せてきた猛牛に、暗雲が垂れ込めた。

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2011年6月27日のニュース