40歳コンビ、前田智&石井 連続代打で決めた!

[ 2011年6月27日 06:00 ]

<広・中>お立ち台で握手する前田智(左)と石井

セ・リーグ 広島2-0中日

(6月26日 マツダ)
 アラフォーならぬ、広島が誇る「ジャストフォー」の2人。お立ち台に上がるとテレビ局の企画で右翼席を埋めた、ピンク色のTシャツ姿の女子高生約500人から黄色い声援が飛んだ。

 前田智は14日が40歳の誕生日。「いや~、ちょっと僕は…。女性の扱いは先輩でお願いします」。顔を真っ赤にして隣の石井にパス。8月25日に41歳となる石井は「高校生ですよね?それこそ娘と同じくらい。難しいです」。不惑の名球会デュオ。ファンも至福の瞬間に酔った。

 オヤジパワーがさく裂したのは8回だ。2死一、三塁で切り札・前田智が打席へ。浅尾の141キロを一振りで仕留め、代打決勝打が右前で弾んだ。なおも代打・石井が初球を中前へ運び、今季初打点が貴重な追加点に。24日のリーグ戦再開初戦に続く代打V打を放ち、ここ3日で2度目のお立ち台となった前田智は「今まで迷惑を掛けた分を取り返したかった」。石井は「前田君とファンの方が後押ししてくれた」とますます目を細めた。

 先発は若手に譲り、後進の指導にも精を出す2人だが、この打席だけは全盛期のように目をギラつかせていた。3回に野村監督が判定に抗議して退場。44歳の若き指揮官は石井と同じ89年入団で、ともに90年代初頭からプロ野球を盛り上げてきた。そして3人とも名球会メンバー。「(セーフは)明らか。ひどいなと思った」と前田智が言えば、石井も「あれは監督が僕たちに残してくれたメッセージ。この試合は絶対に負けちゃいけない」と振り返った。

 「2人で(お立ち台に)立てるのは夢のよう。思い残すことなく、いつ現役辞めてもいいかな」。そう漏らした石井だったが、最後に続けた。「でもその前にカープの優勝を見て、辞めたいと思っているので」。2人の安打数は計4504本。その中でも、忘れられない2本になった。

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