イチロー マルチ安打も4点差ひっくり返された

[ 2011年6月23日 06:00 ]

<ナショナルズ・マリナーズ>初回、左前打を放つイチロー

交流戦 マリナーズ5―6ナショナルズ

(6月21日 ワシントン)
 マリナーズのイチローは初回に左前打を放ち今季最長の9試合連続安打。7回には中前打し、今季19個目の盗塁も決めた。

 しかし、4点差の9回に抑えのリーグが右足首に打球を受けて降板すると、3番手ポーリーがラモスにサヨナラ3ランを浴び、まさかの逆転負け。エリク・ウェッジ監督は「気持ちを切り替えるしかない」と険しい表情で話し、盗塁の際に捕手の送球が左ふくらはぎを直撃したイチローは試合後、腫れるのを防ぐため、テーピングをしていた。

 試合前には07、08年にマ軍監督だったナ軍のジョン・マクラーレン・ベンチコーチと3年ぶりに再会。固い信頼関係で結ばれている同コーチは「今回の不振時には、何が自分に起きていたのか分からなかったと思う。乗り越えれば新たな経験になる」と劇的勝利よりもイチローの復調を喜んでいた。

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2011年6月23日のニュース