交流戦打率・412!最強の1番打者・坂口「大胆に」

[ 2011年6月22日 06:00 ]

明るい表情でランニングをする(左から)李、赤田、森山、坂口、荒金

 オリックスの坂口智隆外野手(26)が21日、1番打者として「役割にこだわっていきたい」と打線のけん引役になることを宣言。24日のロッテ戦(千葉)から再開されるリーグ戦へ向け「(対戦)相手は変わりますけど、野球をすることに関しては同じ。勝つためにやることは同じ。気を抜くことなく、大胆に思い切ってやる」と決意を示した。

 交流戦ではチーム躍進の原動力となった。打率・412で初の首位打者を獲得するなど打ちまくり、交流戦前の5月15日に・248だった打率は・327まで急上昇した。リードオフマンの成績に比例するようにチームも躍進。5月17日に最大10あった借金を1まで返済した。岡田監督もパ・リーグ最下位から3位まで浮上した要因の一つに坂口の活躍を挙げた。

 「特に1番(坂口)、2番(田口)じゃないか。坂口は調子を上げてくるのが早かった。個人的にも首位打者や200本も期待できる」

 現在で安打数はリーグトップの69。1番打者の出塁機会が増えれば、おのずと得点力もアップする。坂口は「交流戦をいいステップにできればと思う。自分の成績を上げることがチームのためになる。もっともっと上げていく」と誓った。借金返済、そして貯金量産へ。背番号9のバットがチームを上位へ押し上げる。

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2011年6月22日のニュース