あの時も借金生活から世界一 老将復帰「80はただの数字にすぎない」

[ 2011年6月21日 09:47 ]

就任記者会見で、質問に答えるマーリンズのマッキオン監督代行

 監督が突然辞任したマーリンズの指揮官に、80歳の元監督が復帰することになった。球団は20日、チームを2003年のワールドシリーズ制覇に導いたマッキオン氏が代行に就任すると発表。同氏は就任記者会見で「まずチームを勝率5割に復帰させ、最終的にはプレーオフ進出に導くことが私の使命」と熱く語った。

 AP通信によると、大リーグでの最高齢監督は1950年にアスレチックスを率いたマック監督で87歳。マッキオン氏はこれに次ぐ年齢だという。それでも同氏は「80はただの数字にすぎない」と意に介さない。「最近は家のテレビで1日10時間以上も野球観戦しているような状態だったので、現場に戻ることができてうれしいよ」と笑いながら話した。

 マーリンズは今季、4月に首位争いを演じていたものの、エースのジョンソンの戦線離脱などもあって6月は1日から8連敗し、1勝を挟んで今度は19日までで10連敗。32勝40敗で順位もナ・リーグ東地区の最下位に沈んでいる。

 マッキオン監督代行は03年もシーズン途中から指揮を執り、5月下旬に借金10と苦しんでいたチームを立て直して、ワールドシリーズ優勝を飾っている。老将は「チームが結束して、同じことを成し遂げたい」と再浮上への思いを語った。(共同)

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2011年6月21日のニュース