ご満悦!?松井打撃妨害で出塁「僕の得意技」

[ 2011年6月21日 06:00 ]

<アスレチックス・ジャイアンツ>初回、捕手のミットにバットが当たり打撃妨害となった松井

交流戦 アスレチックス2―1ジャイアンツ

(6月19日 オークランド)
 もはやゴジラの十八番か。アスレチックス・松井が、ジャイアンツ戦の初回にメジャー通算9度目となる打撃妨害で出塁した。2死二塁、2ボール2ストライクからの5球目。スイングしたバットが相手捕手のホワイトサイドのミットに触れると、松井はすぐさま球審にアピールして一塁へ進んだ。

 「僕の得意技ですからね、あれはね。狙ってやった、ということで」

 巨人時代には10年間で2度しかなかった打撃妨害が、メジャー9年目で9度目。しかも昨季だけで4度だ。ホワイトサイドは「ヘッドが遅れて出てくる感じ。捕手はそれに気づかないことがある」と分析。以前から打席の一番後ろに立つことに加え、数年前からメジャー主流のツーシームなど動くボールへの対応の精度をより上げるため、従来よりもミートポイントを後ろにした。それが、打撃妨害という思わぬ「効果」を生んでいるともいえる。

 この日は無安打ながら、チームは今季初の5連勝。今季初めて3日連続で入場券が完売した中、昨年世界一のジャイアンツ相手に3連勝した。地区最下位ながら首位レンジャーズには5ゲーム差とし、松井は「全体的に良くなっている。(勝ちを)続けていきたい」。DH制のない敵地での交流戦となる21日(日本時間22日)メッツ戦では「4番・左翼」で先発が濃厚。日米通算500本塁打を、思い出のニューヨークで決める。

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2011年6月21日のニュース