小池弾でサヨナラ!落合監督「カッコいいじゃん」

[ 2011年6月20日 06:00 ]

<中・オ>サヨナラ打を放ちナインの迎えられる小池(右)

プロ野球 交流戦 中日2―1オリックス

(6月19日 ナゴヤD)
 試合時間が3時間半に近づいた延長10回1死。中日の代打・小池が、岸田の初球スライダーを完璧に捉えた。打球が左翼ポール際へ飛び込むと、右手を突き上げた。横浜時代の07年以来のサヨナラ本塁打。「一番気にしていたのは試合時間。初球から振るつもりだった」と一振りで仕留めた。

 今季は開幕2軍スタートも、5月28日の1軍昇格後は19打数8安打、打率・421。昨年5月15日のオリックス戦(ナゴヤドーム)でもサヨナラ打を放った31歳は「何か縁でもあるんですかね」と白い歯をのぞかせた。交流戦は14勝10敗でセ・リーグ唯一の勝ち越し。落合監督は「カッコいいじゃん。小池に聞いてやってや」とだけ話し会見を切り上げた。

 ≪09年ソフト以来プロ野球タイ月間3本≫延長10回に小池(中)が代打サヨナラ本塁打。中日の代打サヨナラ本塁打は08年平田以来7人目。延長戦では07年堂上剛に次いで2人目だ。また6月の中日のサヨナラ本塁打は4日西武戦、5日ロッテ戦でいずれも平田がマークしたのに次ぎ3本目。チーム月間3本のサヨナラ弾は09年5月にソフトバンク(オーティズ、田上、松中)が記録して以来12度目のプロ野球タイ記録。中日ではリーグ優勝した74年6月に大島、谷沢、高木守が放って以来37年ぶり2度目になった。

 ▼中日・和田(39歳の誕生日に2回に先制5号ソロ)先頭打者だったので、ヒットを心掛けていったらそれ以上の結果が出た。

 ▼中日・中田賢(4番手で登板し1回無失点で2勝目)いつもより緊張した。終盤の1点の大事さがあらためて分かった。これを先発でも生かしたい。

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