松井 無安打3四球で日米500号はお預け

[ 2011年6月18日 14:28 ]

ジャイアンツ戦の1回、四球を選び出塁したアスレチックス・松井(左)。手前はジャイアンツ先発のリンスカム

 アスレチックスの松井秀喜外野手は17日、オークランドでのジャイアンツ戦に「3番・指名打者」で出場して1打数無安打だった。内容は四球、四球、空振り三振、四球で打率2割1分9厘。チームは5―2で勝った。

 日米通算500本塁打まであと1本で迎えた最初の試合は、4打席で3四球だった。三振を喫した空振りを含め、手を出した2球もボールくさい球とあって、松井は「甘い球が1球もなかった」とさばさばとしていた。
 リーグ屈指の好投手、リンスカム攻略には一役買った。四球で出塁の3回には次打者ウィリンハムの左翼線への当たりで一気に勝ち越しのホームイン。打球がフェンス際にあった椅子に当たって止まっただけに「椅子に感謝しないと」と冗談めかして言った。3連勝に上機嫌のメルビン監督代行は「大きなプレーだった」と37歳の力走を褒めたたえた。

 ▼松井の話(相手先発リンスカムに対しては)前回の対戦を踏まえて打席に立った。制球に苦しんでいる感じはした。きょうは甘い球が1球もなかった。(手を出した)2球も振らなくてよかった。(3連勝としたチームとしては)いい試合運びだったと思う。(共同)

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2011年6月18日のニュース