14打席安打なし…不調の坂本1番復帰へ

[ 2011年6月17日 06:00 ]

 不調の巨人・坂本が1番復帰する。岡崎ヘッドコーチがジャイアンツ球場の投手練習に姿を見せ、「できれば(打順は)安定した方がいい」と前置きした上で、「そうなるとは思う」と坂本を1番に戻すことを示唆した。チーム打撃や小技もこなす亀井は2番で起用する。

 フルメンバーがそろった11日のオリックス戦(京セラドーム)から2番を務めた坂本は現在14打席安打なし。その間、チームも1勝3敗と黒星が先行。岡崎コーチは「コンディション的なこともある。1、2、3番と打っていて(疲労は)マックス」と、この日は休養に専念した坂本を気遣った。

 現在、打率・245と低迷するが、最多32試合に出場した1番では、打率・276、7本塁打、17打点と数字も残している。2番での打率・063、3番の同・217と比べれば一目瞭然。3番で不振に陥っていた5月後半には岡崎コーチが「3番に入ることで3番の攻め方をされる」と分析し、1番に戻すと直後の5試合で18打数6安打、打率・333、2本塁打と持ち前のパンチ力を取り戻した。ここ4試合は攻撃的2番打者として起用してきたが、阿部、小笠原、高橋由ら3番を打てる主力が相次いで故障から復帰した今なら、坂本を1番に固定できる。

 チームは3連敗中で今季ワーストの借金6。打線は、東京ドームで20年ぶりの15試合連続2桁安打なし。「(打順変更は)刺激を与えるとか、雰囲気を変えるとき」と、岡崎コーチ。最終的には原監督が決断を下すが、早ければ、あす18日の西武戦(東京ドーム)で「1番・坂本」が復活しそうだ。

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2011年6月17日のニュース