中田 小谷野が復帰しても交流戦は「4番」で完走!

[ 2011年6月11日 06:00 ]

ティー打撃を行う日本ハムの中田

 日本ハム・中田が残り6試合の交流戦を4番のままで「完走」する。「4番の雰囲気とまでは言えないけど…。落ち着き、余裕は出てきたね」。ここ2試合連続で決勝打。10日、札幌ドームでの全体練習に参加した梨田監督も、その活躍ぶりをあたらめて評価した。

 左大腿二頭筋筋挫傷で戦線離脱している従来の4番・小谷野は、11日のイースタン・リーグ、ロッテ戦(鎌ケ谷)に出場予定。14日の阪神戦(甲子園)から1軍昇格の見込みだ。それでも成長した中田がいるからこそ、無理をさせる必要はない。18、19日の広島戦(マツダ)もDH制のないセ・リーグ本拠地での試合。小谷野は故障した足に不安が残るだけに、守備にはつかず代打起用が濃厚だ。5月25日の中日戦(ナゴヤドーム)で4番に抜てきされた中田が、交流戦中はそのまま主砲として打線を支えることになる。

 「本人も最初は戸惑いがあったはず。ただ4番目の打者としてホームランも打点も…とか、自分を見失わず考えれば気が楽になったんだろう。ボールが見えてきた」と梨田監督。10日は稲葉らベテラン勢は練習免除となる中、中田はフリー打撃、守備練習で必死に汗を流した。「自分は練習して当たり前の選手。やれる時にやっておかないと」。小谷野が本格復帰する見込みの交流戦明けには再び6番に回ることが濃厚だが、近い将来の真の4番の座定着へ、交流戦でのラストスパートに燃えている。

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2011年6月11日のニュース