星野監督、引き分けに怒り爆発「やかましいわ!」

[ 2011年6月10日 06:00 ]

<楽・横>10回、選手交代を告げる星野監督

交流戦 楽天2-2横浜

(6月9日 Kスタ宮城)
 負けに等しい引き分けに、楽天・星野監督の怒りは爆発した。試合後、バックネット裏を掘り下げた位置にある砂かぶり席で観戦したファンから「星野監督、怒らないでよ」と声を掛けられたが、「やかましいわ!」と怒声を上げた。

 勝利まで残り3アウトだった。先発の新人・塩見が6回1/3を無失点と好投し、2番手・青山も1回2/3を無失点。2点リードの9回、守護神・スパイアーがマウンドに上がった。しかし、先頭の金城に右前打を許すと、続くハーパーに同点2ランを被弾。高めに浮いた初球のチェンジアップを右中間スタンドに運ばれ「低めを意識したけど」と自身9試合ぶりの失点に肩を落とした。

 星野監督は外国人への初球について、繰り返し注意を促してきた。3日の巨人戦(東京ドーム)でも、同点の6回に塩見がラミレスに初球の直球を被弾して敗れた。「外国人への1球目。同じことを繰り返して勝ちきれない」。積極的にスイングする外国人に、終盤で投じた不用意な1球。その瞬間、ルーキーの2勝目は消えた。

 ▼楽天・塩見(6回1/3を8奪三振で無失点)課題の初回を3者凡退に抑えることができた。ピンチでフォークも落ちて、三振を奪うことができて良かった。

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2011年6月10日のニュース