日本ハム逆転勝ちで4連勝!交流戦の勝ち越し決定

[ 2011年6月9日 19:47 ]

8回日本ハム1死二、三塁、中田が勝ち越しの左犠飛を放つ

交流戦 日本ハム3-2中日

(6月9日 札幌D)
 日本ハムが逆転で4連勝。0―2の8回1死から3連打で満塁とし、糸井の中前打で同点、なお二、三塁から中田の左犠飛で勝ち越した。中日は4回に2点を先制したが追加点を奪えなかった。吉見が8回に崩れ浅尾も救援に失敗した。

 中日は8日の試合でダルビッシュに封じ込まれた嫌な流れを引きずらず、先制点を挙げた。

 4回1死から平田が二塁打で出塁。続く堂上剛が外に逃げる球を強振、打球はぐんぐん伸びて中堅手の頭上を越す適時二塁打となった。

 「前日は悔しい負け方をしたので、先に点を取ってやろうと思っていた」と話した堂上剛。5試合ぶりの先発出場で起用に応えた先制打の後、中日は小山の犠飛でもう1点を加えた。

 だが、8回に日本ハムは1死から佐藤、田中、陽の3連打で満塁とし、さらに糸井が代わった浅尾から2点適時打を放ち同点とした。さらに、中田が犠飛を放ち逆転に成功した。三塁走者の陽岱鋼は「最初からいく気持ちがあった」という。猛然と本塁を狙い、勢いをつけてスライディング。捕手が送球を後ろにそらし、主審の両手が真横に開いた。

 中田はファウル2球ですぐに追い込まれたが、ボールを見極めて粘った。「岱さんが走ってくれたからいいものの、普通のフライなので助かった」と感謝。勝利への執念が好走塁で報われた。

 逆転劇で交流戦の勝ち越しが決まった。昨年は毎晩のように食事をともにするなど、絆の深い2人。ベンチに戻った22歳の中田と24歳の陽岱鋼は、最高の笑顔でハイタッチを交わした。

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