とにかく目立った中村紀　尾花監督　今後のスタメン起用示唆

＜楽天・横浜＞３回、横浜初打席の中村は田中から左前打

交流戦 横浜１－５楽天

（6月8日 Ｋスタ宮城）
　横浜・中村「７番・一塁」で先発出場。３回、田中の１５１キロの直球を捉え、三遊間を破り、“初安打”を放った。

　昨年１０月に楽天から戦力外通告を受けた。所属が決まらないままシーズンを迎え５月２３日に横浜に入団。２軍で４試合調整し、４日には日本ハムの斎藤とも対戦。実戦感覚はすぐに戻った。尾花監督も「ブランクはないと思う」と今後もスタメン起用を示唆した。

　安打の後は、次打者・内藤の投前のゴロで全力疾走。田中の送球に遊撃手・松井稼が二塁ベースを踏み損なう失策も誘った。「全力疾走はチームのテーマ。足が切れるまでとはいかないが、走れてよかった」。一塁の守備では失点に絡む悪送球もあったが、とにかく目立ったノリ。ハマのカンフル剤として暴れまくる。