挫折の連続だった桑田氏 清原氏を見て思った「競ったら勝てない」

[ 2011年6月6日 17:15 ]

清原和博氏のユニホームを手に、学生たちへ語りかける桑田真澄氏

 プロ野球・巨人の元投手で大リーグのパイレーツでもプレーした桑田真澄氏(43)が6日、都内で全日本大学野球選手権(7日開幕)に出場する選手へ向けて講演会を行った。

 甲子園で史上最多の通算20勝、プロ野球でもMVPを始め数々のタイトルを手にしてきた桑田氏だが「自分の人生を一言で言うなら挫折の人生」。節目節目で常に大きな壁に当たってあきらめかけたという。中でもPL学園入学時は「この中で(ベンチ入り)メンバーに入れない、もう終わりだ」と思い、2カ月ほど目標を見失っていたのだとか。特に元オリックスの清原和博氏(43)については「彼と競ったら勝てないですね」と脱帽。というのも「力と力で勝負したら」勝てないという意味で、「自分の得意なところで勝負しよう」と考える良いきっかけになったという。

 大学生たちに自身の経験から日米の野球を比較してそれぞれの長所、短所を説明したほか、オーバーワークや行き過ぎた上下関係など野球界にはびこる悪習慣の打破を訴えた。

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2011年6月6日のニュース