松坂 来週中に右肘靱帯修復手術 復帰は1年以上

[ 2011年6月4日 12:57 ]

アスレチックス戦の前、軽めのキャッチボールをするレッドソックス・松坂

 米大リーグ、レッドソックスは3日、右肘痛で故障者リスト(DL)入りしている松坂大輔投手(30)が、トミー・ジョン手術と呼ばれる靱帯の修復手術を来週中に受けると発表した。5月31日に松坂を診察した肩と肘の権威、ヨーカム医師が執刀する予定。

 松坂は5月17日の精密検査で靱帯損傷が見つかり、15日間のDLに入っていた。フランコナ監督は、これまでは手術の必要性を否定していたが、今月2日に松坂らと会談を持った後に方針を転換。この日の試合前には15日間から60日間のDLに移し「手術の可能性が非常に強まった。どこで、いつ、誰がやるか、それを詰めている最中」と明かしていた。

 靱帯修復手術は、復帰まで通常1年以上かかる。実戦復帰の見通しについてフランコナ監督は「まだ手術を受けてもいないのだし、全く分からない。ただ松坂は、来季復帰して、貢献する強い意欲を示してくれた」と話した。

 この日のアスレチックス戦終了後に球団から発表された時に、松坂は既に球場を離れていた。

 松坂は今季3勝3敗、防御率5・30。大リーグ5年目で通算49勝30敗、防御率4・25。神奈川・横浜高時代に全国高校野球選手権大会と選抜大会との春夏連覇を達成。1999年にドラフト1位で西武入団後は1年目から3年連続で最多勝のタイトルを獲得した。
 
 2006年12月にポスティングシステム(入札制度)で独占交渉権を得たレッドソックスと契約した際には、落札額が約5100万ドル(約40億8千万円)で、6年総額5200万ドル(約41億6千万円)の大型契約だったことから、日米で「1億ドル右腕」として注目された。(共同)

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2011年6月4日のニュース