ラミちゃんV弾でG快勝!東野、開幕戦以来の2勝目

[ 2011年6月3日 21:15 ]

6回、本塁打を放ち三塁を回る巨人・ラミレス

交流戦 巨人4―2楽天

(6月3日 東京ドーム)
 プロ野球交流戦、巨人―楽天3回戦は3日、東京ドームで行われ、巨人は東野、楽天はドラフト1位ルーキーの塩見が先発した。

 開幕戦を白星で飾った後、白星がなく5連敗の東野と、先月28日の阪神戦でプロ初勝利をマークした新人左腕がともに2勝目を目指す。

 初回、楽天は先頭の聖沢が四球で出塁。二盗を決めた後、松井のニゴロで三進し、東野のワイルドピッチで生還。早々と1点を先制した。

 しかし巨人もその裏反撃。先頭坂本が内野安打で出塁。藤村が送り長野は四球。ここでラミレスが中前に弾き返すと、二塁から坂本が還り同点においついた。その後も阿部内野安打で満塁としたが、矢野、大田と三塁ライナーに倒れ、同点止まり。大田の当たりは抜ければ二塁打になる当たりだっただけに、場内は歓声からため息に変わった。

 2回楽天は先頭の高須が死球で出塁したが後続が抑えられた。巨人は3者凡退でともに0点。3回、楽天・聖沢が1死から内野安打で出て初回同様盗塁を決めるが無得点。巨人は塩見に抑えられ3者凡退だった。

 4回、巨人は1死から矢野が左中間に二塁打を放つ。しかし7番大田は三振。続く古城は歩かされ東野と勝負。東野はいい当たりではあったが、二ゴロに倒れ勝ち越しはならなかった。

 6回、均衡が破られた。巨人が2死二、三塁のピンチを切り抜けた後、先頭のラミレスが9号ソロを左翼席に叩き込み、勝ち越した。さらに1死後、矢野が左前打で出塁。ここで楽天は塩見をあきらめ、こちらもルーキーの美馬を送り込んだ。しかし大田の代打・脇谷が四球。そして古城の二ゴロの間に矢野が還って追加点、3―1とした。降板した塩見は「ブルペンは良かったんですけど、立ち上がりがいつも悪いので、そこを今後どうしていくかですね。いつもとピッチングのパターンを変えてみたんですけど、またいろいろと考えてみます」と残念そうだった。

 巨人はさらに7回、先頭の坂本が左中間二塁打でまたチャンス。藤村が送って1死三塁で長野が右前にタイムリー!4―1として勝利に一歩近づいた。

  9回、巨人はクローザーのロメロが登板。先頭の高須が中前打(代走内村)、さらに横川の代打・鉄平が右翼への二塁打を放ち無死二、三塁。ここで嶋は三塁ゴロで、その間に内村がホームを踏み、2点差に追い上げた。しかし、ロメロは代打・西村を三振、聖沢を三邪飛にに抑えゲームセット。東野は開幕戦以来の白星で2勝目を挙げた。

 お立ち台に立った東野は「今までチームに迷惑をかけていたので勝ててうれしい」と喜びの表情。そして「正直言ってつらい思いでこの1カ月を過ごしてきた。それでも、いつか勝てると思ってやってきました」と話した。また初回の失点について「ボールが荒れていたが、修正できた」と、振り返った。

 巨人は楽天に3連勝。一方の楽天は3連勝はならなかった。

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