斎藤、実戦復帰ずれ込み「早く打者と対戦したい」

ブルペンで投げ込む斎藤

　イースタン・リーグの巨人戦（熊谷）が雨天中止となり、日本ハムのドラフト１位・斎藤は２９日、鎌ケ谷で１２３球を投げ込んだ。

　２月の沖縄キャンプのブルペンでも最多は１０７球だったが「きょうは１００球以上を投げるつもりだった。早く打者と対戦して実戦感覚を取り戻したい」と、登板予定が２日連続で飛んだ憂さを晴らしながらも、１球目から５８球目まで「原点をもう一度見直そうと思った」と、右打者の外角低めを狙う課題も忘れなかった。これで実戦復帰は６月４日の同・横浜戦（鎌ケ谷）までずれ込むことになったが、梨田監督は「（復帰は）遅れるかもしれないがいい調整と考えてほしい。雨降って地固まるの気持ちでね」と慌てさせない方針だ。