銀仁朗「覚醒」予感の猛打賞!大勝演出4連勝

[ 2011年5月30日 06:00 ]

<西・ヤ>5回無死一、三塁、銀仁朗が中前適時打を放つ

交流戦 西武10-1ヤクルト

(5月29日 西武D)
 「覚醒」を予感させる3つの快音。全て外角球を中堅から逆方向にはじき返した。今季初の3安打2打点でチームの大勝に貢献した西武の銀仁朗は、ヒーローインタビューで「どんどん貯金をつくっていきたい」と気勢を上げた。

 4回は143キロの外角直球を右翼線に二塁打。5、7回の得点機も、ともに外角高め直球を中前に運び、貴重な追加点を叩き出した。交流戦は33打数14安打で打率・424の首位打者。交流戦前は・207だった打率も・286に急上昇だ。

 借金5で交流戦に突入も、今季2度目の4連勝で4月18日以来の貯金1。銀仁朗だけでなく片岡、中村も2打点を挙げるなど15安打10得点で大勝した渡辺監督は「打つべき人が打つと盛り上がる」と目を細めた。交流戦は2位タイで首位・ソフトバンクを追走中。「選手にとって勇気になる1勝」と手応えを語った。

 昨季は左膝前十字靱帯(じんたい)断裂で1年を棒に振った銀仁朗は「いろんな人にアドバイスをもらう。助けられてます」と周囲への感謝を忘れない。23歳の目標は阪神・城島のような「日本を代表する捕手」。日々、努力を積み重ねる。

 ▼西武・平尾(4点リードの5回無死満塁から代打で中前2点打)準備はしていた。ストライクを取りに来ると思っていた。

 ▼西武・秋山(2回に適時打、4、8回は右翼で好守)2回はスライダーを打った。積極的に打っていこうと思っていた。

 ▼西武・土井ヘッドコーチ(好調打線について)打線がつながったね。みんな考えすぎることなく打席に入っているのが好調の要因かな。

続きを表示

2011年5月30日のニュース