福留今季第1号 出場36試合147打席目 

[ 2011年5月28日 06:00 ]

ナ・リーグ カブス9―3メッツ

(5月26日 シカゴ)
 カブスの福留孝介外野手(34)が26日(日本時間27日)、メッツ戦で今季1号本塁打を放った。

 8―3で迎えた8回、内角高めカットボールをこまのように体を回転させて打った打球は風速6・7メートルの逆風をものともせず、右翼席中段にライナーで突き刺さった。

 「しっかり振ろうとしたら、たまたまホームラン。ファウルにならずに、うまく体が回って打てた」。今季出場36試合147打席目での一発は、中日1年目の99年の11試合を大きく上回るプロ13年間で最も遅い1号。本来なら焦りが出てもおかしくないが、今季は「大きいのは狙っていない」と、本塁打を捨ててコンパクトなスイングを徹底。規定に1打席足りないものの、現在打率は・319でリーグ6位相当と結果につながっており「ただ出ないだけ」と納得顔だ。

 この日は内野安打2本に四球も選び4出塁。本塁打の後にはベンチで同僚から「この風でスゲー」と称賛された。風に押し戻され二塁打に終わったソリアーノは、福留の一発に触発されたようで「(自分は)フェンスを越えられなかったから、試合後すぐにウエートをしたよ」と笑っていた。

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2011年5月28日のニュース