東野、12三振の力投実らず

[ 2011年5月26日 22:33 ]

8回、代打カブレラに逆転打を打たれ、天を仰ぐ巨人先発の東野

交流戦 巨人1―2ソフトバンク

(5月26日 東京D)
 右中間へ飛んだカブレラの打球が、中堅手の紺田のグラブをかすめるように抜けていった。目の前を逆転の走者が駆け抜け、顔をゆがめる巨人の東野。「結果がすべて。負けてしまっては…」。ほぼ完璧な投球を続けてきた右腕が、8回につかまった。7回までに10三振。速球とスライダーで、ソフトバンク打線を牛耳った。8回も多村、松田を連続三振。余力十分かと思われたが、2死から落とし穴が待っていた。長谷川と代打松中の連打で一、二塁。ここで打席にカブレラを迎えた。サインに2度首を振って投じたフルカウントからのスライダーを痛打された。開幕戦で勝って以降、東野は白星から遠ざかっている。トンネルの出口が、なかなか見えない。

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