代打カブレラ逆転二塁打!ソフト6連勝!G痛恨4連敗

[ 2011年5月26日 20:45 ]

8回ソフトバンク2死一、二塁、代打カブレラが右中間に逆転の2点二塁打を放つ

交流戦 巨人―ソフトバンク

(5月26日 東京ドーム)
 交流戦まだ負けなしのソフトバンクと連敗中の巨人の2戦目。巨人は開幕投手ながらここまで4連敗の東野、ソフトバンクは5連勝中のホールトンが先発だ。

 試合は初回から動いた。ソフトバンク無得点の後、巨人は2番藤村が中前打で出塁。坂本の初球の時にすかさず盗塁で1死二塁のチャンスを築いた。坂本は倒れたが、ラミレスがホールトンの高めに浮いた球を中前に運び、藤村が三塁を回ってホームイン。巨人が1点先制した。ラミレスは「先制点を挙げることができて良かった」とコメントに安堵感をにじませる。前日は好機で倒れるなどし「4番として責任を感じる」と話しただけに、この一打に注ぐ思いは格別だったようだ。

 2回、巨人は先頭・長野が左前打で出塁。しかし古城が二邪飛、紺田三振、東野は中堅へ大きな当たりを飛ばしたが、長谷川がキャッチ。無得点に終わった。

 3回はともに無得点。その中で藤村がバント安打で出塁、得点にはつながらなかったが、元気さをアピールした。

 4回、巨人がまたもチャンス。先頭・阿部が中前打で出塁。長野、古城がともに遊ゴロ(阿部三進)の後、紺田は敬遠気味の四球。打者・東野の時に紺田が二盗して二、三塁としたが、東野は遊ゴロに倒れ、得点はならなかった。

 4連敗中の東野だが、この試合は好調。7回まで内川に2安打されたものの、他の打者はすべて抑え込んだ。このまま今季巨人初の完封か?そう思われた8回に落とし穴が待っていた。簡単に2死を取った後、長谷川に左前打、細川の代打・松中が右前打(代走・福田)で一、二塁。ここでホールトンの代打・カブレラ。3―2からカブレラがフルスイングすると打球は右中間を割る二塁打!2者が還り逆転だ!ここで東野は無念の降板となった。

 取られたら取り返せ。巨人もその裏1死から藤村が2試合連続の猛打賞となる中前打を放つと、坂本の打席の時に二盗。しかし後続が打ち取られ同点にはならなかった。

 ソフトバンクは8回森福、そして9回は帰ってきた守護神・馬原が登板。馬原は阿部、長野、古城の3人で斬り2セーブ目を挙げた。勝ち投手はホールトンで6勝目。

 試合後、殊勲のカブレラは「最高の場面で回ってきたので、いい集中力で臨めた。変化球に絞ってセンターから右へコンパクトに振ることを心がけた。打った感触はよかった」と早口でまくしてた。今季はいまひとつ調子が出ていないが「チームも好調なので、自分も調子を上げていきたい」と話していた。

 ソフトバンクはこれで2引き分けを挟み6連勝。いまだ交流戦負けなしだ。一方の巨人は4連敗。借金も3となった。

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