セ救った！？尾花監督「そんなの言われても…」

＜横・楽＞２回２死一、二塁、須田の中前打で二走・スレッジ（右）が本塁突入するも中谷のブロックで憤死

交流戦 横浜６－６楽天

（5月25日 静岡）
　３度のビハインドを追いついて引き分けに持ち込んだ。敗れれば４年ぶりとなるセ・リーグ全敗の危機を免れた横浜・尾花監督は「そんなの言われても…。でも負けなくて良かった。見えないところで失点を防いでいたよ」と納得の表情だった。

　地元・静岡出身の石川は１点を追う８回１死三塁から青山のスライダーをしぶとく右前に運ぶ同点打。４月２１日の広島戦（横浜）以来今季２度目の３安打をマークして「静岡というのが良かったのかも。詰まったけど振り抜けた」と笑顔だった。初回の守備では二盗の楽天・聖沢と接触し、左足甲を負傷。「スパイクのひもが切れるほどだったので…。まあ大丈夫だと思います」とフル出場。リードオフマンの気迫が価値あるドローにつながった。

　▼横浜・須田（初の中４日登板も、４回に２被弾など５回５失点ＫＯで白星なし）何も話すことはありません。（中４日は）言い訳にできません。チームに迷惑をかけて申し訳ないです。

　≪引き分けを含んでの無敗は２度目≫２５日に行われた交流戦６試合は、引き分けに終わった横浜―楽天戦以外はパのチームが勝利した。０５年から始まった交流戦で一方のリーグが６試合全てに勝ったケースは過去４度あるが、今回のように引き分けを含んでの無敗は、０５年５月２５日のパの５勝１分け以来、２度目だ。