広島、今秋ドラフトで明大・野村獲り「一本化」

[ 2011年5月26日 06:00 ]

 広島は25日、今秋ドラフトで明大の野村祐輔投手(21)を1位指名することを決めた。広島市内の球団事務所でスカウト会議を行った苑田聡彦スカウト部長は「野村に一本化しました」と明言。松田元オーナーも「1年間ローテーションを守ったら10勝以上してくれそうだ」と期待を寄せた。

 野村は岡山生まれながら地元・広陵出身で、140キロ台の直球と多彩な変化球を武器に今春リーグ戦で六大学史上14人目となる300奪三振を達成。投球術や駆け引きのうまさなど総合力も高く、東海大・菅野、東洋大・藤岡と並ぶビッグ3として各球団が1位候補としてリストアップしている逸材だ。指名重複の可能性は高いが、球団では今後も密着マークを続けていく。

 ◆野村 祐輔(のむら・ゆうすけ)1989年(平元)6月24日、岡山県生まれの21歳。広陵3年夏の甲子園決勝では、7回まで佐賀北を4―0とリードしながら8回に満塁弾を浴びて逆転負け。明大では1年春からいきなり3勝。同年秋には史上5人目となる防御率0・00をマーク。東京六大学リーグ通算56試合で24勝11敗。1メートル77、72キロ。右投げ右打ち。

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