藤岡まさかのKOで敗戦も…東洋大2季ぶりV

[ 2011年5月26日 06:00 ]

国学大に敗れたものの、優勝が決まり喜ぶ(左から)東洋大・鈴木大、高橋監督、藤岡

東都大学野球最終週第2日 東洋大0-4国学院大

(5月25日 神宮)
 2回戦2試合が行われ、第1試合で青学大が中大に敗れて連敗。勝ち点3で並んでいる東洋大の2季ぶり16度目の優勝が決まった。春は5連覇となった東洋大も今秋ドラフトの目玉左腕、藤岡貴裕投手(4年)が打ち込まれて国学院大に敗れたが、26日の3回戦で敗れても青学大を勝率で上回る。東洋大は昨年日本一に輝いた全日本大学選手権(6月7日~、神宮)に出場する。

 思い描いていた歓喜の優勝シーンではなかった。青学大が敗れ、既に優勝が決まった中でのマウンド。まさかの2回0/3で5安打2失点KOされた藤岡は「優勝はうれしいけど、負けて情けない。勝って優勝したかった」と表情は晴れなかった。

 リーグ戦通算40試合目で、今季全10試合に登板している左腕の疲労は隠せなかった。初回はわずか6球で失点。2回にも1点を失った。3回の先頭に二塁打を許したところで降板。試合後の胴上げを拒否した高橋昭雄監督は「これで藤岡も一度原点に返ってやらないと。選手権に向けていい勉強になった」と昨季王者として臨む大学選手権への課題を口にした。

 昨季は日本ハム入りした乾と2本柱で頂点に立ったが、今季の柱は藤岡だけ。リーグ戦前に「乾さんがいなくなったので、自分が全試合投げる」と宣言した通りのフル回転で5勝を挙げて優勝に貢献した。目指すは大学日本一しかない。「連覇は自分たちしかできない。日本一を狙いにいきます」と高らかに宣言した。

 ◆藤岡 貴裕(ふじおか・たかひろ)1989年(平元)7月17日、群馬県生まれの21歳。小2で野球を始め、中学まで野手。桐生一で投手転向し、2年夏と3年春に甲子園に出場した。東洋大1年春から登板し、昨春リーグ戦は6勝でMVP。全日本大学選手権でもMVP。1メートル83、85キロ。左投げ左打ち。

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