日本ハム20勝目!貯金も8

[ 2011年5月25日 22:04 ]

3回日本ハム2死一、二塁、陽岱鋼が右前に適時打を放つ

交流戦 日本ハム2-0中日

(5月25日 ナゴヤD)
 中日はネルソン、日本ハムはダルビッシュが先発。また、日本ハムは24日に負傷した小谷野に代わり中田が「4番・レフト」で先発している。

 初回、あっという間に得点が入った。先頭・田中が中前打。飯山が送って1死二塁とすると、糸井が左中間を割って先制の適時二塁打だ。糸井は「ダルが投げているときに、久々に打ててよかった」と4月19日のオリックス戦以来となるダルビッシュへの援護打を喜んだ。そして4番中田の登場だが、ここは投ゴロ。5番稲葉も一ゴロで1点に終わった。

 その裏、中日も先頭・荒木が右前打で出塁。井端が送って、1死二塁で森野、和田の登場。しかし立ちはだかるダルビッシュ。森野、和田ともに空振り三振に斬って取り、エースの貫録を示した。

 日本ハムは2回もチャンス。先頭・陽が内野安打で出塁。金子、大野と倒れるが、ダルビッシュが左前打を放って2死一、二塁とした。しかし田中が二ゴロに倒れ、ここは好機を生かせなかった。

 しかしそこは好調・ハム打線。3回、1死後糸井が左前打。中田はここも中飛と倒れたが、稲葉が内野安打でつなぐと、6番陽が右前に適時打を放ち追加点。2―0と序盤で優位に試合を進めた。

 打線の援護を受けてダルビッシュも好投。2、3回は3者凡退に取り、4、5回も安打を許したが、後続を抑え5回まで無失点。一方のネルソンも1、3回に1点ずつ取られたが、それ以外はほぼ完ぺきな内容で日本ハム打線を抑えた。

 終盤8回に日本ハムがチャンスをつかむ。先頭・糸井が右前打で出ると2死後、3回に打点を挙げている陽が四球を選び一、二塁。しかし、金子誠は三振に倒れ追加点はならなかった。

 しかし、ダルビッシュは“援護は無用”とばかり、中日打線をよせつけない。8回にはグスマンからこの日10個目の三振を取り2ケタ奪三振を達成。0点に抑えたまま、9回に入った。

 ダルビッシュの勢いは全く衰えず、井端二ゴロ、森野遊ゴロ、和田一邪飛と簡単に片づけて26イニング連続無失点で2度目の完封、今季6連勝を達成。11奪三振、三塁を踏ませぬ力投だった。

 試合後、ダルビッシュは「味方が点を取ってくれたので楽に投げられた。自分のピッチングができた」と野手に感謝の弁。この試合では2本の安打も放ったが、これには「まぐれです」とあっさり。そして今後に向け「(故障している)小谷野さんが戻ってくるまで全員野球で待ちたい」と話した。

 日本ハムはこれで20勝、貯金8とした。なお、4番に抜てきされた中田は4の0で、安打は出なかった。

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