川上「まだ本当のフォームでないような違和感がある」

[ 2011年5月25日 09:47 ]

ブレーブスのキャンプ施設のブルペンで、投球練習する川上

 右肩痛で故障者リスト(DL)入りしている米大リーグ、ブレーブス傘下2Aミシシッピ所属の川上が、チームを離れてフロリダ州のキャンプ施設で復帰に向けたリハビリに取り組んでいる。

 4月17日の登板後に痛みを訴えてDL入りしたが、最近になってキャッチボールを再開。24日は初めてブルペン入りし、軽めに直球を30球投げた。川上は「コントロールをつけようとすると、まだ本当のフォームでないような違和感がある」。しばらくは右肩の状態を確認しながらの調整が続きそうだ。

 昨季は開幕から9連敗し、1勝10敗の防御率5・15で、11月には40人のメジャー登録からも外れた。今季はメジャーのキャンプに招待されたが、ビザ取得が間に合わずに約2週間出遅れ、合流後は十分な調整ができないまま実戦登板に移行。無理が重なり、キャンプ終盤から右肩に違和感があった。川上は「中途半端に投げて打ち取れるレベルではない。けがを恐れて投げていたら、投球にならなかったと思う」と振り返った。

 今季は3年契約の最終年だ。35歳の右腕は「今は自然に投げられるように(調整に)集中できている」と話し、まず自分の投球を取り戻すことに力を注いでいる。(共同)

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2011年5月25日のニュース