名球会が被災球児野球教室…張本氏は涙の激励

[ 2011年5月21日 19:04 ]

被災した球児に野球用具を贈る日本プロ野球名球会の王貞治理事長(右)ら

 日本プロ野球名球会は21日、東日本大震災で被災した球児を招待して宮城県大和町で野球教室を開催した。王貞治理事長(71)や本紙評論家の張本勲氏(70)ら往年の名選手10人が、気仙沼市など被害が甚大だった同県沿岸部の小中学生約380人と技術指導などで交流し、汗ばむ陽気の球場に笑い声が響いた。

 名球会はグラブ110個、バット70本、シューズ500足など5千点近い用具を持参した。大勢の子どもに囲まれた王理事長は「無心でボールを追ってくれたし、思ったより元気な姿で良かった」と安堵の表情。張本氏は「大変だったね。怖かったね。でもこれは天災。強く、しっかり生きろ」と涙ながらに激励した。

 王理事長の指導を受けた仙台市立蒲町中3年の渡辺樹君(14)は「王さんはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での監督姿が印象に残っている。緊張した」と笑顔。津波で行方不明の息子、郁也君(15)の写真とともに参加した畠山あき子さん(49)は「きっと天国で喜んでいる。次の人生ではプロ野球選手になってほしい」と話した。

 王氏は22日に岩手県釜石市や陸前高田市の避難所などを慰問する予定。

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