セントラル硝子・宇部工場、史上初の3連覇!

[ 2011年5月21日 06:00 ]

史上初の3連覇を果たし、大林英二監督を胴上げするセントラル硝子・宇部工場のナイン

紅龍旗争奪野球最終日 セントラル硝子・宇部工場4-3キャプティ

(5月20日 東京ドーム)
 決勝戦が行われ、セントラル硝子・宇部工場がキャプティを4―3で下し、大会史上初の3連覇を達成。通算8度目の優勝を果たした。最高殊勲選手には3年連続でエースの長沢敦史投手(30)が選出された。セントラル硝子・宇部工場には紅龍旗、内閣総理大臣杯などが贈られた。

 セントラル硝子・宇部工場が、見事な逆転勝ちで史上初の3連覇を達成した。3回までに3点を奪われる苦しい展開も、6回に4安打を集中し同点。9回には2死二塁から3番藤田の右前打で決勝点を奪った。就任2年目で昨年に続きナインの手で胴上げされた大林英二監督は「軟式野球では3点先に取られたら致命的。でも打線が今まで以上に奮起してくれました」と難産の末に勝ち取った3連覇を喜んだ。

 決勝打を放った藤田は宇部商(山口)出身。1回戦で花咲徳栄(埼玉)に敗れたが、01年夏の甲子園に出場した経験もある。今年で入社10年目の捕手は「3番を打たせてもらってるし、これまで投手におんぶにだっこだったので、点を取れてうれしい」とエース長沢を援護できたことを喜んだ。

 <キャプティ あと一歩…2年連続準優勝>王者をあと一歩まで追い詰めながら、逆転負けを喫した。昨年の準決勝に続き2年連続でセントラル硝子・宇部工場に敗れたエース大井は「いやー、強いですね。粘り強く投げようと思ってましたが、打たれてしまいました」とうなだれた。長嶺雄介監督は「優勝したかったけど、まだそこまでの実力はないのかな」と振り返った。

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