以前から違和感…「だましだまし投げてできるほど、ここは甘くない」

[ 2011年5月19日 08:37 ]

 故障者リスト入りした米大リーグ、レッドソックスの松坂は、落胆しながらも気持ちは切り替えた様子だった。

 ―最短でも1カ月はかかりそうだが。

 「最初に(診断を)聞いた時はショックだった。何か異常はあると分かっていたけど、2週間ノースローで、そこでまた様子を見てと。それだけ時間が必要なほど悪いという自覚はなかった」

 ―4月29日に肘の張りで降板したのが始まり。

 「違和感はもっと前から。でも投げるのには問題ないと思っていた。(4月23日に)アナハイムで投げた後に、回復が遅いという自覚はあった」

 ―自分の感覚は。

 「前回(5安打5失点)のピッチングが続くだろうな、という感じ。どこでボールを離していいか分からなくなっていた。だましだまし投げてできるほど、ここ(メジャー)は甘くない。その状態で投げても迷惑を掛けるだけ。そう思った瞬間に、我慢して投げるのは無理だと思った」

 ―切り替えは。

 「投げられなくてもできることはある。最短の道で復帰できるように最善を尽くすだけ。気持ちは前を向いている」(共同)

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2011年5月19日のニュース