被災地に夢を!今年の球宴 仙台開催案が浮上

[ 2011年5月17日 06:00 ]

4月29日、今季初のKスタ宮城での試合を白星で飾り、場内一周する楽天の選手たちと大勢詰め掛けたファン

 夢の球宴を被災地で――。今年のオールスター戦を楽天の本拠地・Kスタ宮城で行う案が浮上していることが16日、分かった。

 宮城・仙台での球宴開催は、球界一体で取り組む東日本大震災の復興支援策の一環。7月22日の第1戦(ナゴヤドーム)を皮切りに予定される球宴3試合のうち、1試合をKスタ宮城に変更できるか検討する。実現すれば被災地へ球界最高のプレーヤーたちが夢と希望を届けることになる。

 今季のオールスター戦は当初の2試合から3試合へ変更されている。赤字財政に陥っている日本野球機構(NPB)の財源確保のために試合増されたもので、7月22日にナゴヤドームでの第1戦から第2戦(同23日、東京ドーム)、第3戦(同24日、QVCマリン)を予定。この3試合の開催はすでに発表されているが、ここまでに浮上したのはこの3試合のうちの1試合をKスタ宮城へ変更するという案だ。

 仙台での球宴開催については、公式戦開幕前に楽天・星野監督が提案していた。公式戦の開幕延期問題で球界が混乱していた3月30日に「今年のオールスターをクリネックス(Kスタ宮城)でできないものかな」と提案。前日の3月29日に行われたサッカー復興支援試合をテレビ観戦し、刺激を受けての発言だった。この時点で今季の球宴は3試合の球場も決定していたこともあり、指揮官の提案は実行委員会の議題として取り上げられることはなかった。しかし、球界はNPB、12球団、選手会が一体となって東日本大震災の復興支援に取り組んでいく方針を決定。4月2、3日に12球団で慈善試合を行うなど支援活動に力を入れてきた。

 球宴の球場変更の審議について、NPB・下田邦夫事務局長は「(この日の)実行委員会で話は一切出ていない」と話した。今後は12球団が球宴の仙台開催について可能性を早急に検討する方針で、被災地へ夢を届ける準備を進めていく。

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