慶大・伊藤が意地!明大・野村からタイムリー

[ 2011年5月17日 06:00 ]

<明大・慶大>3回無死一・三塁伊藤は適時三塁打を打ちガッツポーズ

東京六大学野球第6週第3日 慶大9―3明大

(5月16日 神宮)
 東京六大学野球は16日、3回戦2試合が行われ、慶大は今秋ドラフト候補の伊藤隼太外野手(4年)の2本の適時打などで明大に9―3で大勝。1勝1敗1分けとなり、勝負の行方は4回戦に持ち込まれた。法大は早大を5―0で下し、勝ち点を2とした。この結果、早大の2連覇が消え、優勝の可能性は慶大、立大、明大の3校に絞られた。ただ、17日の明大―慶大4回戦で慶大が勝てば、明大の優勝の可能性は消滅する。
【勝敗表 日程と結果】

 今秋のドラフト1位候補対決で、慶大・伊藤が意地を見せた。今季は明大・野村に2回戦まで4打数無安打2三振に抑えられていたが、この日は初回に野村から適時二塁打を放った。「野村にはやられっ放しだったので取り返さないといけなかった」と話した。江藤省三監督の指示で、休養のため6回でベンチに退いたが「このためにキャンプで練習してきたので、疲れとかは言ってられません。あした(4回戦で)勝たないと意味がない」と力強かった。
 <明大 3連投の野村が序盤につかまる>3日連投のエース野村が序盤につかまった。初回に2点を奪われると、3回にも1点を失い、なおも無死一、三塁として降板。わずか39球、リーグ戦の先発で自己最短の2回0/3での降板に「監督からは“流れが悪いから代わるか?”と言われました。試合をつくることができず申し訳ないという気持ちです」。これで勝負の行方は4回戦に。野村は「まだ終わったわけじゃない。気持ちを切り替える。いつでもいけるようにします」と、逆転優勝に向け4日連投にも意欲を示した。

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