“59発男”に西武スカウト「久しぶりの大型内野手で楽しみだね」

[ 2011年5月16日 06:00 ]

今秋ドラフト上位候補の東海大甲府・高橋周平

春季関東高校野球2回戦 東海大甲府10-0八王子

(5月15日 袖ケ浦市営)
 春季関東高校野球は2回戦6試合が行われた。今秋ドラフト上位候補の東海大甲府(山梨1位)の高橋周平内野手(3年)は、国内全12球団約50人のスカウトの前で2安打1打点と活躍し、チームの10―0の快勝に貢献した。

 高校通算59本塁打の東海大甲府・高橋が、巧みなバットコントロールでスカウト陣をうならせた。5回、外角直球を逆らわず左中間へ運ぶ二塁打を放つと、8回1死一、二塁では中越え二塁打。2度も敬遠されるなど強打者ぶりを見せつけたスラッガーは「関東大会では勝負してくれると思ったけどしようがない。次の打席に切り替えました」。

 ヤクルトの渡辺進編成部部長は「高校生ではNo・1の評価。打球が非常に速い。ウチにいた選手で言えば岩村(現楽天)タイプ」と、元メジャーリーガーの名前を引き合いに出して高評価した。
 「最初はスカウトの方の前でプレーするのはバクバクだったけど、今は自分のスイングをすることだけを考えてます。注目してくれるのはうれしい」と高橋。目標の高校通算70本塁打へ、最後の夏に向けて打ちまくる。

 ▼ソフトバンク・永山勝スカウト部長 右投手と左投手でタイミングの取り方を変えていて、器用な打者だと感じた。

 ▼西武・奥薗満編成部部長アマ担当(今秋のドラフトは)上位で消える可能性は十分にある。久しぶりの大型内野手で楽しみだね。

 ◆高橋 周平(たかはし・しゅうへい)1994年(平6)1月18日、神奈川県藤沢市生まれの17歳。小1から善行(ぜんぎょう)スポーツ少年団で野球を始め、中学時代はボーイズリーグの湘南クラブに所属し、中2で全国制覇、中3で全国3位。東海大甲府では1年春から主軸として活躍。高校通算59本塁打。1メートル80、83キロ。血液型O。右投げ左打ち。

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2011年5月16日のニュース